障害管理システムの有償サービス

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サポート
  • 本ソフトウェアに関して個別のサポートは原則として実施しません。また、別途、有償でのサポートメニューおよびサーバのセットアップサービスもご用意しています。有償サービスについて

目次


障害管理システムの目的
  • 障害管理システムは、製品開発から出荷後に至る製品のライフサイクルの中で発生するすべての障害と要望を管理することを目的としています。
  • 障害管理システムは、情報をサーバ上で管理し、クライアントからWeb経由で対処状況一覧や個々の対処内容にアクセスすることを可能にします。これにより開発・出荷の一連の作業の中で関係者の誰もが情報にアクセスできるようになり、品質管理が容易となります。
  • 障害管理システムでは、障害と要望とを同じレベルで管理します。
  • 障害管理システムを使用することで:
    • 状況・情報の共有を容易に図ることが可能となります。
      何が未決か、重要なものは何か、次のアクションとして何をすべきかの認識を利害関係者全員が共有できる環境を提供します。
    • 開発品質、サービス品質の維持向上につながります。
      • 状況を公開し共有することで、対処のデッドロック、お見合い状態を防ぐことができます。
      • 対処の停滞をチェックでき、管理判断を支援できます。
      • プロジェクトのPost-mortemの実施を容易にします。
      • 別プロジェクトに対してはKnow-Howデータを提供できます。
    • ただし、障害管理システムを使うことでこれらのことがらが保証されるわけではありません。ツールとして有効にお使いいただけるかどうか、メリットを十分に得ることが出来るかどうかはみなさんの腕次第です:-)

稼働環境
  • Apache, php5 + pear, データベースを利用できる Linux, UNIX, Windowsで稼動します。
  • 以下の環境で開発と検証を行いました。
    • CentOS 5.5(kernel 2.6.18)
      Apache2.2.15 + PHP5.3.2 + PEAR + PostgreSQL8.4.4
      次のクライアントで動作検証実施:
      IE8 (Windows), FireFox3.6.9 (Windows), FireFox3.6.7 (Linux)
    • Windows XP SP3
      Apache2.2.15 + PHP5.3.2 + PEAR + PostgreSQL8.4.4
      次のクライアントで動作検証実施:
      IE8, FireFox3.6.9 (Windows)
障害管理の流れ
障害管理システムは、個々の障害/要望の事象を次のような状態の遷移として管理します。


それぞれの状態の意味は次の通りです。
状態名 解説
登録済み 障害または要望が発生し存在する状態
未認定 障害または要望が発生・認識され、登録されて対処計画が未確定の状態
認定済み 障害または要望の対処計画が確定している状態
対処待ち 障害または要望について対処計画が確定し、かつ対処がまだなされていない状態
対処済み 障害または要望について担当者により対処がなされ、かつ第三者によるレビューまたはテストが行われていない状態
対処完了 障害または要望についての対処が完了した状態
対処認定完了 障害または要望について対処がなされ、かつ第三者によるレビューやテストにより品質が保証された状態
出荷待ち 品質が確認され、客先出荷(リリース)計画も確定し、実際の出荷を待っている状態
出荷完了 客先への対処版の納品(リリース)が完了した(動作確認等を完了した)状態
削除 削除登録された状態

状態の遷移を引き起こすトリガー(上図の矢印に付けた番号)の意味は次の通りです。
番号 前状態 操作 次状態
1 なし 障害または要望を新規に登録 未認定
2 未認定 登録情報を認定し、対処計画を策定 対処待ち
3 対処待ち 対処を完了し原因・対処内容などを追記 対処済み
4 対処済み 対処結果のテストまたはレビューを完了 対処認定完了
5 対処認定完了 出荷計画を策定 出荷待ち
6 出荷待ち 出荷し客先での動作確認を完了 出荷完了
7 未認定 障害または要望を削除登録 削除

状態毎に登録するデータ項目
下表に、状態ごとに登録するデータ項目を示します。
番号 属性名 説明 次状態
1 登録日 障害または要望を新規登録した日付 未認定
登録者 障害または要望を新規登録した担当者名
発生日 障害または要望が発生した日付
発見者 障害を発見した、または要望を出した当事者名
発生サイト名 障害または要望が発生した客先名
開発中の場合は開発サイト名
発生ID 障害または要望が発生したシステム、客先への出荷ID
開発中の場合はテストIDなど(取り決めによる)
★存在しないこともある
発生部位 障害または要望が発生したシステム中の部位名
タイトル 障害または要望の内容を簡潔に表現したタイトル
内容 障害または要望の具体的な内容
2 重要度 管理者が認定した障害または要望の重要度 対処待ち
種別 管理者が認定した障害であるか要望であるかの種別
認定者 重要度と種別を認定した管理者名
認定日 認定を行った日付
対処予定者 対処を行う予定の担当者名
対処予定日 対処を行う予定の日付
3 対処日 実際に対処を行った日付 対処済み
対処者 実際に対処を行った担当者名
原因工程 対処により判明した、原因を作りこんだ工程
原因種別 原因の種別、設計ミス,レビュー漏れ etc.
影響Rev. 対処により影響を受ける版名
影響機能範囲 対処により影響を受ける機能範囲またはサブシステム範囲
原因と対処内容 原因と対処の具体的内容
対処モジュール 対処によって変更を受けた構成モジュール名
4 テスト実施日 テストまたはレビューを行った日付 対処認定完了
テスト実施Rev テストまたはレビューを行った版名
確認者 テストまたはレビューを行った代表者名
5 リリース予定Rev 対処版のリリース版名(予定) 出荷待ち
リリース予定日 対処版のリリース予定日(予定)
リリース予定担当者 対処版のリリース予定担当者(予定)
6 リリースRev 対処版のリリース版名(実績) 出荷完了
リリース実施日 対処版のリリース予定日(実績)
リリース実施担当者 対処版のリリース予定担当者(実績)
動作確認 リリース後の(客先での)動作確認結果
確認無し/確認OK/確認にて不具合(別障害として新規登録)
客先へのリリース通知手段 客先に対してリリース実施を報告した手段
リリースノート/メール/電話/報告無し
7 削除理由 障害(または要望)を削除した理由 削除
削除実施日 障害(または要望)を無効とした日付
削除実施者 障害(または要望)を無効とした担当者名

画面の構成
画面遷移の概要を以下に図示します。
(クリックすると拡大図が表示されます)
  • 障害一覧画面からは、データベース内容をCSV形式でダウンロードすることができます。

画面ごとの権限管理
ユーザーには、一般ユーザー(user)、マネージャ(manager)、管理者(admin)のいずれかの権限が与えられます。
ユーザーの登録や権限の設定・変更には専用の画面を利用します。

基本仕様での画面とユーザー権限との関連を以下に示します。
画面種別 状態遷移番号 ユーザー権限
一般ユーザー
(user)
マネージャ
(manager)
管理者
(admin)
初期登録画面 1, 2 表示・登録可 表示・登録可 表示・登録可
認定画面 3 表示のみ可 表示・登録可 表示・登録可
対処記録画面 4 表示・登録可 表示・登録可 表示・登録可
対処認定画面 6 表示のみ可 表示・登録可 表示・登録可
出荷スケジュール画面 7 表示のみ可 表示・登録可 表示・登録可
出荷記録画面 8 表示のみ可 表示・登録可 表示・登録可
削除画面 9 表示・登録可 表示・登録可 表示・登録可
一覧画面 - - - 表示のみ可 表示のみ可 表示のみ可
ダウンロード操作 - - - 不可

画面種別 状態遷移番号 ユーザー権限
一般ユーザー マネージャ 管理者
ユーザー管理画面 - - - アクセス不可 表示のみ可 表示・登録可

画面の具体例
画面の具体例を、以下に示します。各画面は、クリックすると拡大図が表示されます。

ユーザー認証について

障害管理システムを利用するにはユーザー認証が必要です。
認証は、ログイン後一定の時間が経過すると自動的に解除されます。つまり、本システムの画面を表示したまま放置しても、一定時間が経過すると再びログインが求められるようになっています。

メインメニュー
どのユーザーでログインしたかよって、表示されるメニューが異なります。
一般ユーザー権限でログインした場合の画面は以下の通りです。

管理者権限でログインした場合、メニューに利用者管理画面を表示するためのボタンが追加表示されます。
  • 障害/要望の新規登録 をクリックすると、事象の登録画面が表示されます。
  • 一覧表示 をクリックすると、登録済みの事象一覧を見るための画面が表示されます。この一覧画面から追記更新を行っていきます。
  • 利用者管理 をクリックすると、利用登録者の一覧、利用者の追加/削除を行うための画面が表示されます(管理者のみ)。
  • ログアウト をクリックすると、本システムをログアウトします。

事象の登録

事象の初期登録を行う画面です。この画面には、一般ユーザー,マネージャのいずれもがアクセスできます。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、新規登録があったことを特定のメールアドレスに通知することができます。

登録済み事象の一覧

登録済み事象の一覧を表示するための画面です。
この画面から、各事象の詳細を閲覧したり、各事象に新たな記録を追記して事象の状態を更新したりできます。
表示の種別、並びは画面上方のセレクトメニューから指定できます。
各行先頭部の番号ボタンをクリックすると、各事象の詳細画面が表示されます。
削除可能な事象の右端には「削除」のリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、事象を削除登録する画面が表示されます。
対処が記録された事象は削除登録できません。未対処の事象のみ削除可能です。

登録済み事象の更新(登録後承認)
この画面から登録を行うと、事象の状態は「未認定」から「認定(対処待ち)」に変わります。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、登録状態に変更が加えられたことを特定のメールアドレスに通知することができます。

登録済み事象の更新(対処記録)

この画面から登録を行うと、事象の状態は「認定」から「対策済み(対処承認待ち)」に変わります。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、登録状態に変更が加えられたことを特定のメールアドレスに通知することができます。

登録済み事象の更新(対処承認)

この画面から登録を行うと、事象の状態は「対策済み(対処承認待ち)」から「確認済み(出荷スケジュール待ち)」に変わります。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、登録状態に変更が加えられたことを特定のメールアドレスに通知することができます。

出荷スケジュールの登録

この画面から登録を行うと、事象の状態は「確認済み(出荷スケジュール待ち)」から「出荷待ち」に変わります。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、登録状態に変更が加えられたことを特定のメールアドレスに通知することができます。

出荷記録

この画面から登録を行うと、事象の状態は「出荷待ち」から「出荷完了」に変わります。
メール通知機能を有効にし、メールサーバ、メールアカウントを設定しておくと、登録状態に変更が加えられたことを特定のメールアドレスに通知することができます。

出荷完了事象の閲覧
出荷完了となった事象を一覧画面から選択すると、先の出荷待ち画面で追記した情報を含めた、事象に関するすべての内容が表示されます。
この画面では新たに入力すべき項目はありません。
削除登録画面

削除の理由を記述します。この画面は、一覧画面で「削除」リンクをクリックすると表示されます。

改訂履歴
2010.09.12 Rev.2.0
  • PHP5.x 系列と PEAR への移行
    • Rev.1.1 にあったSSL接続とログの機能は未移行
    • Rev.1.1 にあった MySQL のための定義体は未移行
  • スクリプトとデータベースの文字コードをすべてUTF-8に変更
  • 認証管理を phplib から pear によるものへ変更
  • データベースで「削除理由」を別テーブルに分離
  • 削除画面とエクスポート画面を障害一覧画面へ統合
  • メール通知機能を追加
  • 各ページに「閉じる」ボタンを追加
  • 新規登録、更新の各画面でメモ欄を追加
  • 新規登録画面、更新画面、一覧画面のレイアウトを変更
  • 更新登録後、一覧画面の表示が自動更新されるように変更
  • 更新画面、削除画面での操作完了後の確認画面を削除
2006.03.09 Rev.1.1
  • 2006/3/3時点での最新環境で動作検証(MySQLは3.23のまま)
  • インストールドキュメントを補追
  • 不具合修正
    • IEでSSL接続した際のヘッダ不具合を修正(local.inc.with_ssl)
    • 一覧画面、削除一覧画面で、項目指定をすべて空白(デフォルト)で表示させたときに「登録済み認定待ち」レコードが表示されない不具合を修正(list.php, list-del.php)
    • ダウンロード項目を指定する画面(export.php)
      - 登録後認定待ちを指定しても全項目が選択される不具合を修正
      - ダウンロードデータ中の認定日が空白となる不具合を修正
  • 機能変更
    • 登録内容をダウンロードするスクリプトでnkfを不要とし、Windows環境でも利用可能とした(export.php)
      これにより、初版環境でのexport_fin.phpは不要となった。
    • 登録内容のダウンロードデータ項目に「状態」を追加した(export.php)
    • UNIX/Linux 環境の場合に、認証記録を syslog に記録できるようにした(local.inc.with_ssl)
    • 対処待ち状態でかつ対処予定日を過ぎていたら、一覧表示中でタイトルを赤で表示する機能を追加(list.php)

2003.07.08 初版


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